晴れたり泣いたり、あとは時々歌ってみたり

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TARITARIですね
簡単にストーリーを説明すると
「合唱をを通した青春物」

2013年4月に友人と一緒に視聴
(ネタバレしないように頑張る!変な言葉使いになったらゴメンネ☆)

まずtrue tearsが大好きだ
友人に同じP.A.WORKS製作だから観ろと薦められて視聴した

一度見るだけでも面白いが時間が経ち、合唱曲を聴くたびに感想が変わると思う
とにかく青春ストーリー
一度目見たときには気づけなかったことに気づく
自分の青春を思い出すことでTARITARIの青春に重なる
自分の中でTARITARIというアニメが熟成されていく
高校を卒業した人が見るのが最適だと思う


舞台は普通科と音楽科のある高校「白浜坂高校」

第1話を観た時、まず「なんで高校3年生から始まるんだ?」と思った
もともとアニメは詳しくなく辛うじて知っていた「けいおん!」と比較していたからだ
部活モノ、高校生モノのアニメは高校1年生から始まるのが普通でこのアニメの高校3年生から始まり高校3年生の春に新しい部活を作るというムチャ具合になじめなかった


しかし高校時代を思い返してみると高校ってそんな場所だった気がする
特に高校は大人でも子供なく進む道もバラバラな「高校生」の集まり
本当にやりたいことは何?
バラバラな集まりだからこそ何が起きてもおかしくないしそれが青春だと思う
斯く言う自分も中学と高校時代に新部活発足に奔走していた
田舎の学校であったためにやりたいことが出来なかったことが理由になる
私の場合は発足に至る事はなかったが共に教師を説得した仲間は忘れることが出来ない
自分の体験とアニメの中の出来事と重ねることで青春を思い出すことが出来た


さて、合唱部のメンバーを見てみよう

歌うことを諦め切れない――――宮本 来夏(みやもと こなつ)
ある日を境に音楽から離れた――――坂井 和奏(さかい わかな)
親友のために力を貸し騎手を夢見る――――沖田 紗羽(おきた さわ)
バドミントンのプロを目指す――――田中 大智(たなか たいち)
帰国子女で日本に不慣れ――――ウィーン



一人ひとりが主人公
リアルな目線での高校生活
この関係は卒業までの1年間限定
必死な姿を見せてくれる彼女たちを見ていると胸が熱くなる
自分もあの中に入りたい
自分も一緒に青春を送っていたかのように錯覚する
自分の青春はTARITARIにあった

TARITARIは青春群像劇として一流だと思う
ただウィーンの文通相手が7歳の少年というのは笑ってしまった


TARITARIの魅力はキャラクターのとっつきやすさも大きい
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かわいいね!


和奏と教頭がある時を境に人格が変わったかのように豹変することも音楽科の人たちがプライドの塊だったり「素人の癖に!」と高校生らしからぬこと発言をすることもいいではないか!
視聴者はきっと世界に引き込まれるはずだ






演出が好きだ
まず和奏の母まひるは和奏の口からは絶対に語られない
過去のシーンに戻る
そんな和奏を見て僕らは感情移入ををする
追体験


個人的に好きなのはコレ
最終話の旅立ちのシーンでセリフがなくなり合唱BGMのみになる
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問:空港での別れのシーン。AとBに適当なセリフを入れなさい。
田中「沖田!」
田中「A」
紗羽「B」


よけいな言葉を使わず別れのシーンを描く
安っぽくなりがちな青春ドラマを上手く魅せたと思う


和奏の母まひる

「まひる」がTARITARIのイメージになっている
概念、という言葉を用いるのは個人的な事情で嫌っているのだがまさに概念
まひるという音楽を楽しむ存在が概念として物語のイメージ構造の中心になっている
概念にとりつかれた人間が和奏と教頭、そして校長だ
いつになってもどこにいってもチラつく母親の影に和奏は何を思うのだろう

私が概念です(これが言いたかっただけ)

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―ところで僕は紗羽ちゃんが大好きです

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坊主なめんな!地獄に落とすぞ!

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歌は潮風のハーモニーと心の旋律が好きです




最後に―

TARITARIって言えば「自転車」

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